今回はいつもと志向を変えて金融資産の形成に競馬というギャンブルの観点からみていきましょう！
競馬の期待値（Expected Value）は、賭けに関連する確率と配当率を考慮して、その賭けが長期的に勝つかどうかを示す数値です。
期待値は賭けの利益を数値化し、賭ける価値があるかどうかを評価する際に非常に重要な指標です。今回はこの期待値を中心に競馬の収入に関するデータを紐解いていきたいとおもいます。
以下では、競馬の期待値について詳しく説明します。 競馬の期待値は、主に以下の要素から構成されます。
1. 確率: どの馬が競走で勝つか、あるいは特定の順位に入るかを予測するために、競馬ファンや専門家は情報収集と分析を行います。これには過去の成績、馬や騎手の特性、天候、馬場状態、コースの距離、その馬が所属する厩舎の意向や方針等どが含まれます。
2. 配当率: 競馬場で提供されるオッズ（Odds）は、各馬の勝利の確率を示します。高いオッズは一般的に低い確率を示し、低いオッズは高い確率を示します。配当率は賭けに掛けた金額に対する支払い額を決定します。 期待値は、次の数式を使って計算できます： \[ 期待値 = （確率 x 配当率） - 賭けのコスト \] 期待値が正の値であれば、その賭けは長期的に収益を上げる可能性があります。逆に、期待値が負の値であれば、その賭けは長期的に損失を出す可能性が高いです。 競馬の期待値を理解するための例を挙げてみましょう。仮に、ある競馬のレースで馬タロウのオッズが2.0倍で、馬ジロウのオッズが4.0倍であるとしましょう。（タロウとジロウってネーミングがめっちゃ昭和ですね笑）
競馬ファンが100ドルを馬タロウに賭け、100ドルを馬ジロウに賭けた場合、期待値は以下のように計算できます。 馬タロウの期待値 = (50% x 2.0) - 100 = 0 馬ジロウの期待値 = (25% x 4.0) - 100 = -100 この場合、馬タロウへの賭けは期待値が0であり、長期的には損益が期待できません。一方、馬ジロウへの賭けは期待値が負の値であり、長期的には損失が期待されます。 競馬の期待値を計算する際には、確率の正確な予測が非常に重要です。また、競馬場が提供するオッズが実際の確率を反映しているかどうかも考慮しなければなりません。さらに、自身の賭けのコストを管理し、賭け金を効果的に配分することも重要です。 競馬の期待値を活用することで、賭けに関する戦略的な判断を行い、長期的に収益を上げることが可能です。
むかしこち亀の両さんが競馬を本気で予想するという会があり、そこでは両さんが芝の向きや風向き馬の毛並み、ジョッキーの体調まで確認して臨んでいましたが本当にそのくらいしないと勝ち続けられないのが競馬なのです。（その後「競馬の絶対勝てる本」みたいなのを競馬場で販売して一儲けしたところで大原部長にそのことがバレてしまい大目玉を食らうといういつもの展開でした笑）
前述したとおり競馬は予測が難しく、運要素も大きいため、確実な収益を得ることは難しいことは覚えておいてください（そんなのこの記事読む前からわかってるよと思われた方すみません笑）
ここまでは期待値を主として話をすすめてきましたがこの時点で競馬ははっきり言って金融資産の形成手段にはなりえないと判断する方が大多数だと思います。ではなぜ予想屋と呼ばれる人たちや両さん（？）のような競馬で生計を立てられる人々がそんざいするのでしょうか？まず言えることは競馬には予想スキルがある程度存在します。前述した競馬のオッズで人気の馬はやはり人気薄の馬と比べて圧倒的に勝率が高いです。これは単なる偶然ではなく見る人が見ると勝つ馬はある程度しぼられていきます。これが予想スキルというもので経験や馬体、コースや前走のデータから勝利に近い馬を見つけ出していくのです。
これが競馬の勝率に大きく影響しており、初心者の方はこれが圧倒的に欠乏しています。
そのほかには競馬でお金を稼いでいる人は分散投資が上手であることが言えます。ある程度勝利が堅い馬には多額の資金を投入し、そうでない馬にはそこそこの金額を投資する。この分散投資が上手な人ほど競馬でお金を稼いでいます。この二つの点が初心者の方と競馬ゴロ（そんな言葉あるのか？笑）を二分している正体となります。ではこれらを踏まえてどうすればその垣根を越えられるのか。それはまず「勉強」です。「えー」と思われた方、やっぱり勉強なのです笑
ある漫画のキャラクターの名言で「怠惰を求めて勤勉に行き着く」という言葉がありましたがやはり実際に競馬場に足を運んで馬の様子をみて、馬場の状態を確認してこういう時はこうすれば良いという経験を何度も積み上げていくということが遠回りなようで一番の近道です。かくいう僕もまだまだ勉強中の身ですし生活できなくはないがかなり慎ましい生活の程度しか稼げていません笑
ただ前述したことは競馬ゴロを目指す全員が通る道なので皆さんもともに頑張っていきましょう(結局そこかい笑)
